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ソチ五輪女子シングル総括【5】 浅田真央の偉業 | フィギュアのお話し

最後は気持ちよく終わりましょう。

真央ちゃんが挑戦した「8・トリプル」と呼ばれるジャンプが女子選手にとってどれだけ凄い偉業だったのか、
フィギュアには詳しくないという人たちにも知って欲しいので少し説明させてください。

ジャンプの種類は6種類。基礎点の高い順に

アクセル(A)、ルッツ(Lz)、フリップ(F)、ループ(Lo)、サルコウ(S)、トウループ(T)

となっています。

まず、8・トリプルを達成するには6種類のジャンプを全てトリプルで跳べないと不可能なのです。
まず第一の大きな壁が3Aです。
皆さんよくご存じのように現在女子選手で3Aを跳べるのは真央ちゃんだけと言っていいでしょう。

そして8回のトリプルジャンプ。
先の記事に書いたように要素数こそ減りますが、女子にも同じルールが適用されます。

1-ⅰ 女子FSで跳べるジャンプ要素は7回まで。(コンビネーションジャンプ(コンボ)も1回と数える)
1-ⅱ コンボまたはシークエンス(SEQ)ジャンプは7回中計3回まで。そのうち3連続コンボは1回まで。

2-ⅰ 3回転以上のジャンプ及び2Aを複数回跳んでいいのは2種類、それぞれ2回まで。
2-ⅱ 2回のうち1回はコンボまたはSEQ(ジャンプとジャンプの間に1ステップを挟んだ連続ジャンプ。
    SEQジャンプは基礎点が70%となる)にしなければならない。
2-ⅲ 同回転同種類のジャンプが2要素ともにソロジャンプになった場合は
    後に跳んだジャンプがSEQ扱いになる。

3   アクセルジャンプを一度は含まなければならない。

従って、8回のトリプルジャンプを構成に入れるには、3Aが跳べないとルール上不可能なのです。



真央ちゃん以外の選手はトリプルは跳べても5種類まで。
5種類のトリプルで8回トリプルを跳ぶためには、
3種類のトリプルを2回ずつ、または同種類のトリプルを3回以上跳ぶことになってしまいます。

例を挙げてみましょうか。

とりあえず分かりやすいように上記要件を満たしてアクセルジャンプを含みつつソロジャンプを跳びましょう。

3Lz、  3F、  3Lo、  3S、  3T、  2A

と、これでアクセルジャンプを含むジャンプ要素を6回跳びました。
ここまでで既に5種類のトリプルジャンプを全て跳んでしまっています。
跳べるジャンプ要素はあと1つ。トリプルジャンプでコンボを跳びましょう。

3Lz + 3T   ……と、これでもう跳べるトリプルジャンプはなくなってしまいました。

3Lz×2回、3T×2回で上記の2-ⅰ「トリプルジャンプは2種類2回まで」という要件を満たしてしまうので、
この構成の中でまだあと2回コンボを付けられますが、
2回転以下のジャンプを取り入れる選択肢しか残っていません。
3Aを跳べないと7回までしかトリプルジャンプは跳べない、ということなのです。

しかも!真央ちゃんはただでさえ女子にはまだ難しいと言われる3+3のジャンプを入れるに当たり、
3F+3Loというセカンドジャンプに3Loをを跳ぶという偉業にも挑戦しているのです!
(結果的には3Loは回転不足(アンダーローテーション=UR:基礎点が70%になってしまう)
 を取られてしまいましたが)
これはあまりクローズアップされていませんが、セカンドジャンプに3Loを跳んだのはソチ五輪では
男女シングル合わせて見ても真央ちゃんただ一人です。
男子選手にとってもセカンドに3Loを跳ぶのは難しいということなのです。

過去、シニアでコンボのセカンドジャンプに3Loを跳んだ選手は数えるほどしかいません。
記憶に新しいところでは安藤美姫の3Lz+3Lo(女子では事実上一番難しいコンボ構成です)
しかし、セカンドの3Loは回転不足を取られやすい傾向にあり、
なかなか挑戦が叶わなかったことが多いのも事実です。
そして、ソチ金メダリストのソトニコワもジュニア時代、そしてシニア参戦1年目までは
同じく3Lz+3Loのコンボを跳んでいましたが、現在は3Lz+3Tに留まっています。

体格が小さく身体が軽い頃は跳べたジャンプでも成長期で背が伸び、体重が増えると段々とジャンプが
跳べなくなってフィギュアを諦めてしまう選手も多いそうです。
更に女子選手の場合は女性らしい丸みを帯びた体型に変化していきます。
真央ちゃんもこの4年で少しふっくらした体型に変化してきたように見えます。
佐藤コーチの下で基礎からスケーティングを見直してきたものの、
3Aの成功率がなかなか上がって来なかった理由の一つとして
体形変化に伴うジャンプの修正が難しかったことが挙げられるのではないでしょうか。

プロトコルを見てみれば細かいミスがあったものの、
真央ちゃんのFSの演技は本当に素晴らしかった。
何度見ても目が離せないし、フィニッシュのポーズで涙を堪える姿は、見ているこちらも何度も涙を誘われる。
SPの信じられない結果を受け、世界中から「真央ちゃんの笑顔が見たい」との声に
見事に応えてくれました。
あの涙を堪えて見せた笑顔さえも応援に対する恩返しの一部だったと思っています。

昨年12月の全日本で佳菜子ちゃんが見せた「ブサイク」な嬉し泣きのように
(いや、あの泣き笑いはホントに最高でしたよ、佳菜子ちゃん!)
思いっきり感情を爆発させて泣いちゃっても良かったのに、とさえ思います。
どんな時も周りへの気遣いを忘れず、期待に応えようと頑張る真央ちゃん。

世界選手権ではSP、FSともに真央ちゃんの望む理想の演技が出来ることを祈っています。
真央ちゃんが心から嬉しいと思うことが、ファンにとっても一番嬉しいことです。
いつだったか松岡修造との対談で応援する際にはどんな言葉をかけて欲しいですか?との問いに
「『真央は出来る!』これがいいです。」
と語った真央ちゃん。

真央ちゃんは出来る!

(了)


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ソチ五輪女子シングル総括【4】 キム・ヨナ考 | フィギュアのお話し

!CAUTION!
この「ソチ五輪女子シングル総括」には私の個人的な推測が多く含まれています。
真実は闇の中であることを念頭にお読みください。


これね、あんまり触れたくはない選手の話なんですけどね。
フィギュアの情報漁ってるとどうしても目にせずには居られないほどの情報が入ってくるのが
ご存じキム・ヨナ。

私もかなり惑わされてるんですよ。何を信じたらいいのかに。

現役・プロも含めてスケーターたちはヨナの演技を素晴らしいと言う。
しかし、マスコミ不信、果ては日本スケート連盟不信のスケヲタさんたちはそれを信じない。
スケーター自身の本音なのか、それともそう言わざるを得ない状況下で発信している建前の言葉なのかが
分からない。

そしてネット上にはヨナサゲの情報がごまんと転がっています。
中には分かりやすいようにある選手とこんなに違いますよ、と検証画像を添えたり、
マンガに仕上げて見せたり。

技術的なことを挙げれば、
某選手の方がスピン、スパイラル等でこんなに難しいポジションで滑っている、とか、
漕ぎ数が多いのはスケーティングスキルが下手な証拠だとか、
回転不足もロングエッジもことごとく見逃されているだとか、
もう何年も前からほとんど演技構成の内容を変えていない、だとか。

でもスケートに深い造詣を持っている「その道」の人はルールを深く理解していない、と一蹴する。

それと、私には検証しようがないんですが、
バンクーバー五輪の前にヨナを含む周辺の関係者がISUだかIOEの関係者と頻繁に会食していただとか、
ジャッジのお手本画像としてヨナの演技の映像が使われていただとか、
韓国はピョンチャン五輪を招致するためにスター選手が必要だったとか
ドス黒い噂でいっぱいでした。

でもね、バンクーバー五輪前のことを思い出したんですよ。
私もヨナは凄い選手だと思っていたなー、ってことを。

それが不信感に変わったのは何故か?
それはバンクーバー五輪ではなく、その約1ヶ月後に行われた世界選手権です。
その時の記事がこちら(SP終了時)こちら(FS終了後)
グダグダ演技のスコアが真央ちゃんのノーミス演技のスコアを上回ったことが決定的でした。
それ以来ヨナはどんなにノーミスで演技をこなしても感動も何も感じなくなった。



でもヨナを叩く発言を目にするほどに不快感が増してきます。
それは私は無関心で居たいのに否応なしにヨナサゲ発言が飛び込んでくるから。

叩くべきは選手ではなく、ISUのジャッジや役員等関係者でしょう。

バンクーバー五輪やその後の大会での高すぎるスコアにヨナ自身は納得していたのでしょうか?
もしそれが工作されたものだとヨナ自身分かっていたとしたら?
初めこそ五輪金メダリストになったことは報奨金も含めて喜ばしかったかもしれない。
でもその後もどの試合に出ても自分の実力に関係なく結果が付いてきたとしたら?アホらしいですよね。
そりゃスケート嫌いにもなりますよ。
そんな選手の演技に感銘を受けるはずもない。
表現力の一つである「顔の表情」を中には「顔芸」と揶揄する人もいるようですが、
私はそれは心の内にあるものが表れるものだと信じています。
バンクーバー五輪後のヨナの表情はどう見てもつまらなそうだった。

でもそんな気持ちでありながら、
どんな大会でもほぼノーミスで演技を実施できるのは凄い心臓だと感心させられます。
一部ではヨナの家族が莫大な負債を抱えているためヨナが稼がなければならないとも報じられています。
ヨナにフィギュアを続けさせたのは、そういう金銭的事情から来るハングリー精神かもしれません。
きっとヨナだってフィギュアを始めたばかりの幼い頃はスケートが好きだったでしょう。
ハングリー精神を純粋にフィギュアに向けることができなかったヨナは可哀想な人だな、と思うのです。

五輪招致のために国家の駒として使われ、本当の実力を計ることもできず、
(特に日本のフィギュアファンの)矢面に立たされ、金儲けの手段にならざるを得なくなったスケート人生。
五輪金メダルを含む数々のメダルや報酬と引き換えに、ヨナが失ったものは大きい、と私は思います。

同時に今回のソチ五輪での上位6人のてんこ盛り祭りにも苦言を呈したい。
10代の選手の活躍が目立った今大会、まだ純粋にフィギュアが好きな年頃でしょう。
そんな選手たちを政治だか特定企業だか知りませんが、ドス黒い利害関係による採点操作に巻き込まないでほしい。

ソトニコワは

スコアに疑問があるのであれば、それはジャッジに向けられるべき。わたしは自分のすべきことをしただけ

と語っています。
全くその通り。17歳の少女にこんなことを言わせるなんて、ISUよ恥を知れ。

本人も引退宣言したことだし、ヨナ叩き、そろそろ辞めませんか?
彼女もある意味被害者ですよ。

ヨナの技術力は某選手とは比較にならない、と言いながら
比較画像を並べたりするのは矛盾しているとは思いませんか?

ヨナ関連の記事にいちいち反応すれば、
マスコミにヨナネタは(評判の良し悪しは関係なく)ウケがいい、と思わせるだけです。
そんなに嫌いならサラッとスルーすればいい。反応が大きいからマスコミも取り上げるんです。

愛の反対は憎しみではなく無関心である

叩く、ってことはそれだけ彼女に関心がある証拠です。ね。

次回が総括最後かな。


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ソチ五輪女子シングル総括【3】 数字を読み解く2 | フィギュアのお話し

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ワールドまでに総括終わるんだろうか。心配になってきました。

さて。

SPの信じられない演技から最高のFSで10人ごぼう抜きで6位に食い込んだ真央ちゃんは
滑走順が第2グループ最終(24人中12番)滑走だったため、てんこ盛り祭りに参加できなかった。
(そんなもんに参加してほしくはないんですけど)
が、最終グループのてんこ盛り祭りが始まるまで暫定1位を守り続けた真央ちゃん。

いざ最終グループの演技が始まるとさすがにSPのツケが回ってきて順位が段々下がって行きます。
この間に大崩れする選手が出てくればその選手がてんこ盛り祭りから外されていたかもしれません。
しかし最終グループで一番大崩れしたのは第1滑走(24人中19番目)のリプニツカヤでしょう。
ところが、第1滑走、しかも開催国ロシアの選手。外しにくいですねーw

他の選手は大崩れすることなく皆レベルの高い演技が続きます。
最後に残されたのはワグナーとヨナ。では二人のうちどちらか一人をてんこ盛り祭りから外しましょうか。
じゃ、SPで6位(最終グループ内で最下位)だったワグナーに決定ということで…
或いは真央ちゃんがFSで6位にまで盛り返した時点で
SP6位のワグナーを祭りから外そう、という事になったのか…
上位6選手(恐らく予定では最終グループの6人)の得点をなるべく僅差に抑えようという
こんなカラクリに思えるのは私だけでしょうか。

いわば真央ちゃんの挽回のFSは予想外の出来事。今シーズンの平均的なジャッジで
総合6位に盛り返した。
そしてワグナーもやはり平均的なジャッジで7位に落ち着いた。
真央ちゃんがあそこまでFSでスコアを伸ばさなかったら、ワグナーもあるいはてんこ盛り祭りに
参加させられていたかもしれませんし、今回一番割を食わせられたのもワグナーかもしれません。

何故そんな祭りを仕組んだのか?まあ、想像に難くないですよね。
某選手のメダルが確定していたことを分かりづらくするためでしょう。
某選手がA選手だったか、B選手だったか、或いはA、B両選手だったか、
はたまたそこにC選手も別ルートで絡んでいたかまでは知りようがありませんけどね。
ただ、いくら「ホームアドバンテージ」を与えようが当の選手が良い演技をしなければ話になりませんからね。
色とスコアはともかくとして、ソトニコワとコストナーのメダルには納得しています。

ただ一人、ヨナが台乗りしていることに非常にモヤモヤが残る。
バンクーバー五輪、そして同年の世界選手権での疑惑がわだかまっているから、
どうも彼女に対するジャッジは信用できなくなっているんですよね。
そんなヨナが何故今回も台乗りしたのか?
それは人類稀にみる強心臓の持ち主であることと、
回転不足になんて見せないぜっ!ってくらいのハイスピードからのジャンプ。
あとはハングリー精神かな?フィギュアに対してではなく、稼ぐ手段としてのハングリーさ。

実際、真央ちゃんもスロー再生で見たら
UR食らってもおかしくないんじゃないか?というジャンプが幾つか見られました。
が、普通の速度で再生すると回転不足と思わせられないほどのスピードでジャンプしてるんですねー。
それだけスピードは技術的のみならず重要なんだな、と素人は無理矢理納得したわけです。

でも実際の演技を見ると個人的にはゴールドが台乗りしていた方が納得行きます。
そういう意味ではゴールドも割食ったかな?
…おやおや、割を食わせられたのは二人ともアメリカの選手ですねぇ。

そういえばバンクーバー五輪の時も開催前にロシアv.s.アメリカのISU内部でのゴタゴタがありましたよねぇ。



ちなみにソトニコワのソチ前の総合PBは'14欧州選手権の 202.36、
コストナーの同PBは'05世界選手権の 200.56。
ついでにヨナの同PB、バンクーバー五輪の 228.56 を
'09~'10 シーズン終了後に改正された基礎点並びにGOEで換算してみると
(必須要素だったスパイラルシークエンス(SpSq)がSP、FSともになくなり、
 FSにはコレオシークエンス(ChSq)が加わったため
 SPからはSpSqの点数を除き、
 FSではSpSqをChSqの基礎点(2.0p)+GOE最高加点+3(+2.1p)で計算してみました)
SP 71.69 + FS 142.61 = 214.30。

…あら?今回のてんこ盛り具合の方が酷いことになってる?
大体、'10~'11シーズン以後は総合で200p超えるか超えないかってくらいが優勝スコアの相場だったのに、
今シーズンになって200p越えが増えてきましたからね。
果たしてこれは純粋に選手のレベルが上がってきたためと言ってもいいのでしょうか。

最終組の点数のインフレは、浅田選手が押し上げたといってもいい。

などという考えの方もいるようですが、普通に考えてくださいよ。
メダル争いに絡む選手は大きなミスなく滑りきればインフレさせなくたって充分逃げ切れたはずです。
SPで大きく出遅れた選手はFSでどんなに完璧な素晴らしい演技をしても
メダルを与えることは出来ないでも言うのでしょうか?
FSの演技だけが良かった選手にメダルはないでしょ、というような意見も散見しましたが、
別に真央ちゃんはSPを放棄してFSだけ滑ったわけではありません。ちゃんと総合得点で競っています。
試しにソチ総合7位までの選手のSPにソチ前までのFSのPBを足してみましょうか。

ソチ総合順位ソチSPソチ前FS PB合計点ソチ総合得点順位変化
1ソトニコワ74.64131.63 ('14欧州選手権)206.27224.592 ↓
2ヨナ74.92150.06 ('10バンクーバー五輪)
148.34 ('13世界選手権)
224.98
223.26
219.111 ↑
3コストナー74.12131.03 ('13世界選手権)205.15216.734 ↓
4ゴールド68.63125.40 ('13世界選手権)194.03205.537 ↓
5リプニツカヤ65.23139.75 ('14欧州選手権)205.98200.573 ↑
7ワグナー65.21128.83 ('13世界選手権)194.04193.206 ↑

真央ちゃんの得点は SP 55.51 + FS 142.71 = 198.22。インフレさせなくてもメダルには届きません。
てんこ盛り祭りは単なる茶番に終わったわけです。
しかし、真央ちゃんはもう一つ順位が上がってもおかしくはなかったかもしれないし、
FSだけを見れば1位でもおかしくはない演技だったと思います。
それとも滑走順の早い選手は最終グループの選手をなるべく超えてはいけないというルールでもあるとでも?

それに関して大きな疑問なのですが、TVでもよく解説者が言ってるし、事実そうらしいのですが、
『滑走順が早いと低めに点数が抑えられる』
って、おかしいでしょ。
(それがため、佳菜子ちゃんは五輪前に出来るだけワールドランキングを上げて後の滑走グループに入るべく
 四大陸選手権に積極的に出場したという経緯もあります。)
昔の6.0採点システムは相対評価なので確かにそういう傾向にあっても仕方がない面がありました。
しかし、現行のISUジャッジングシステムは絶対評価のはずです。
それなのに滑走順によってスコアの出方が異なるっておかしいじゃないですか。
未だ6.0時代のクセを引きずっているのでしょうか。
何故この矛盾に疑問を呈する人がいないのでしょう?
同じことを思っている方いらっしゃいませんか?

だいぶ長くなりましたが、総括はまだ続きますよ。


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ソチ五輪女子シングル総括【2】 数字を読み解く1 | フィギュアのお話し

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さて、女子シングルを振り返る続きです。

いろいろご意見もありましょうが、とりあえずメダリスト3人の台乗りは動かないものと仮定して各々のFSの
個人的な見解を書いてみたいと思います。

ソトニコワのジャンプ構成は5種類のトリプルを7回。基礎点合計は46.13。
スピンもステップも4要素全てレベル4。
3連続コンボで少しミスをしてしまいましたが、その分きっちりGOEでマイナスされています。
技術点だけなら1位。

ヨナのジャンプ構成は4種類のトリプルを6回。基礎点合計は42.79。
技術的要素は残念ながら世界トップを争うジャンプ構成ではない、というのが本音。
バンクーバーで金メダルを獲ったことで技術的には自分なりの完成形に辿り着いたという思いがあるのか、
4年(以上)前からの構成をほぼ維持した状態でGOEの加算で得点を積み上げるこれまで通りの作戦ですが、
この4年の間に技術を磨いてきた選手に追い越された、というところでしょう。
スピンとステップそれぞれ一つずつ取りこぼしがあり、レベル4が2つ、レベル3が2つ。
表現的なものは好みに依るところが大きいので何とも言い難いのですが、
この3人で比べると若さを武器に生き生きとした演技をしたソトニコワに軍配を上げたい。

コストナーのジャンプ構成は5種類のトリプルを7回。基礎点合計は42.35。
スピンもステップも4要素全てレベル4。
基礎点の低いジャンプを取り入れているためヨナよりも基礎点ではやや劣りますが、
GPシリーズと比べてジャンプ構成もレベルアップし、成功させたことに拍手。
ほぼノーミスで体格を生かしたダイナミックなスケーティング。全てにおいて加点要素が多い。
大人の女性の魅力と絶やさぬ微笑みでコストナーという人間を体現したようなプログラム。
3人の中では表現力では群を抜いて1位。

という事で純粋な意味でのホームアドバンテージを除いて考えると、私個人の心象としては、

金:カロリーナ・コストナー(イタリア)
銀:アデリナ・ソトニコワ(ロシア)
銅:キム・ヨナ(韓国)

が妥当かな、と。

ただし!スコアの出方は腑に落ちない。



ISU公式発表のスコアはSPはこちら(PDF)、FSはこちら(PDF)でご覧になれます。

他の大会に比べてGOEとPCSがてんこ盛り過ぎるんですよ。
これまでだったらGOEで1点台がズラーッと並ぶスコアなんて滅多にお目にかかれるもんじゃなかったのに、
FSのトップ6まで3位の真央ちゃんを除いてほとんどの選手の多くの要素に1点台が並んでいます。
そしてFS7位のワグナーからいきなり0点台半ばがズラッと並びだす。

同じくPCSも9点台を出しているジャッジの何と多いことか。

これはねー。ホームアドバンテージ採点操作絶対あったと思うね。
バンクーバー五輪の時が余りにもあからさま過ぎた銀河点だったから、
それと分かりづらいように他の選手の得点も軒並み上げてきたのではあるまいか。
だってソトニコワのFSのパーソナルベスト(PB 前回'14欧州選手権 131.63)+18.32更新ってw あり得ないw
コストナーの同PB(前回'13世界選手権 131.03)+11.58更新もあり得ないw
メダリストで唯一PB更新しなかったのがヨナ。当たり前だよね。PB叩き出したのがバンクーバー五輪だもん。
それだけ前回オリンピックのスコアがいかに怪しいものだったかが想像できる。

ここでソチ五輪総合7位までの選手の今シーズンのGPシリーズとソチ五輪での
GOEとPCSの変化を検証してみましたので、下の表をご覧ください。(両方ともクリックで大きくなります)
平均値からの増減の比較であって、ベストスコアからの増減比較ではありませんので悪しからず。

sochi2014SP.png

sochi2014FS.png

ヨナはGPシリーズを欠場してますので記録はありません。
コストナーはプログラム自体を変更しているし、大会によっては大きなミスをした選手もいたり、と
一概に比較はできない部分もあるかとも思いますが参考までに。

そして、更に参考としてGPシリーズ全体、全出場選手のGOEとPCS平均も出してみました。

SP GOE平均 2.62 PCS平均 28.44
FS GOE平均 1.62 PCS平均 57.14

表の中の赤字部分が疑問符が付きそうな得点。
メダル争いに食い込む選手たちは平均を上回ることは当然とは思いますが、
上の表を見るとどれだけ今シーズンのスコアの出方からかけ離れているかがお分かりになるかと思います。

同シーズン内数ヶ月でこれだけGOEやPCSを上げられるとはとても信じられない。
特にFSに注目して頂きたいのですが、6位以下から突然許容範囲内かな、と思える増減変化に戻っています。
真央ちゃんのSPはGPシリーズのスコアとは比較できないものだったと思うのですが、
あれだけの演技をしたFSでもGPシリーズから2.79増に留まっています。

そして、LIVEで見ていて一番得点が低すぎる、と感じたのが最終グループ第5(24人中23番)滑走のワグナー。
大きなミスもなく、本人も手ごたえを感じたのでしょう。大きなガッツポーズも出ました。
ところが、得点はここまで最終グループで滑った選手の流れから見るととても低いものでした。
しかし、GPシリーズのスコアと比較してみると、それほど大きな変化はありません。
ここにカラクリが見えたような気がします。

続く


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ソチ五輪女子シングル総括【1】 ジャッジはただの人間 | フィギュアのお話し

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ソチ五輪が終わってしまいましたが、未だ録画しまくっておいた番組が消化しきれず、
ソチロスどころじゃないうるまですこんばんは。

ソルトレークシティ五輪の不正疑惑が明るみに出て以来、お約束のように採点疑惑が浮上しています。
そこらへんをね、素人なりにですが、検証してみようと思ったんですよ、主にジャンプについてだけですけどね。
でもムリ。
見れば見るほどこんな検証してなんになるんだ、という気持ちが湧いて来ました。

繰り返しスロー再生して回転不足かどうか、ロングエッジじゃないか、とか見てきたんですが、
私だったらここは絶対アンダーローテーション(UR)を取る、とか
これはビミョーすぎて判断付かない、とか。

で、思ったんですがスロー再生で見てそんな感じです。その場でパパッと判断するジャッジも人間。
分かるはずがないのです。その場で見た印象で、これは回りきってるな、と思えばOK。
この選手ならこのジャンプは難なく回りきって跳べるだろう、と思い込んでいれば検証する余地さえなし、で
スルーしてしまうということ。
つまりジャッジはそんなによく見てませんよ、という答えに辿り着きました。

よくフィギュアの採点は公式練習から始まっている、と聞きますが、
結局のところフィギュアの採点はジャッジの心象でしか決まらないのだと思います。
練習のうちからミスなく綺麗に要素をこなしている心象を与えることが出来れば、
その心象のまま本番もジャッジされる。
裏を返せば本番一発だけ上手く行っても元々の心象が良くなければ、
出来栄え点(GOE)が上がって来ないということになるのではあるまいか?というのが結論です。

だから今回の真央ちゃん(FS3位)のGOEがFSトップ6人の中で低いのは
SP16位発進の心象のせいではないかな、ということ。
SPであの演技だったら普通フリーであそこまで立て直すことは出来ないですよ。
ちなみにGOEもその場でパパッと判断されるものです。
終わってみればほぼノーミスの素晴らしい感動の演技だったことは誰もが認めることでしょう。
演技を一度通しで見て、それから改めて採点したら全然違うスコアが出ていたのではないでしょうか。

で、ここまでが長い前置きだったんですが、まだまだ長くなります。



競技が始まる前から囁かれていた
「プーチンの圧力がかかり、ホームアドバンテージでロシア選手が優勝するのではないか」という噂。
フィギュアの場合、何故か開催国の選手の得点が他国での試合よりもスコアが高くなる傾向があります。
競技前の準備や調整がしやすいことや、地元ファンの温かい応援が選手を後押しして
良い演技が出来る、ということもあるでしょう。
本来スポーツにおいての「ホームアドバンテージ」とはそういうものだと思います。

採点競技においてホームが有利、というのはそれ以外に理由はないはずなのですが、
先に書いたようにジャッジは心象で判断しています。
観客席が盛り上がればジャッジの心もその選手に傾倒してい行く、という見解の記事がこちら
概ね賛同はできるのですが、

滞在して世話になっているホスト国に対して、できるだけ好意的に採点してあげよう、
 という心理だってあると思う


ってこれはジャッジとしてどうなのよ?と疑問を呈せずにはいられません。
あくまで公平な立場でいるのがジャッジでしょ。
そんな純粋なフェアジャッジを求めるのってサムライ魂な日本くらいなんですかね?
そんなにおかしいですかね?

終わってみれば、見事にロシアのソトニコワが優勝。
それに対して韓国国民は「疑惑の金メダル」と大騒ぎしている模様。
前回バンクーバー五輪で開催国でもないのに大きな黒い疑惑を残したオマエが言うか、って感じなんですが。

そしてその内容が

韓国国民からは、同国がより大きな影響力を持っていれば結果は違っていたはずだ

という主張。
おいおい、それ論点が違うだろ、ってなもんです。
どんだけ自分の国にコンプレックス持ってるんだ、と。
別に私は反韓感情を持ちたくはないんですけどね。
バンクーバーからのフィギュアでの一連の騒ぎを見聞きしてしまうと、
次回のピョンチャン五輪は一体どうなってしまうんだ、と心配せずにはいられないのです。

長すぎるので分けて書きましょうかね。


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最近はデジイチ使いが多いけど、コンデジだってマニュアルで撮ればこのくらいは撮れるんです。^^
敢えてコンパクトでどこまで撮れるか☆
重い・かさばるデジイチ&三脚を持ち歩く自信のないうるまの挑戦。w




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